米国電気電子学会(IEEE)

報告書

0~3kHzの電磁界への人体ばく露に関する安全レベルについてのIEEEスタンダード(2002年)

IEEE国際電磁安全委員会(ICES)において、電磁界への人体ばく露に関する安全レベルについて取り組んでおり、第3分科会(SC3)では0~3kHzの低周波電磁界、第4分科会(SC4)では3kHz~300GHzの高周波電磁界を取り扱っている。第3分科会は1991年に立ち上げられ、医学から工学までの幅広い分野の専門家68名によって構成されている(2002年)。

米国電気電子学会(IEEE)とは

米国電気電子学会(IEEE)は、アメリカに本部がある世界最大の電気・電子に関する非営利の技術者組織であり、国際会議の開催、論文誌の発行、技術教育、標準化などの活動を行っている。

研究の評価

  • (強いレベルの電磁界へのばく露による短期的影響は確立されているが、)一般社会や職業的な環境で見られるレベルの電磁界に長期間ばく露されることが、がんを含む、人々の健康や疾病の原因になるという十分な信用に足る根拠はない。
  • 低レベルの電磁界への長期間のばく露による悪影響を予測するための、確かな基本原理を提供する確固たるメカニズムがない。

※IEEE Std C95.6TM-2002, IEEE Standard for Safety Levels with Respect to Human Exposure to Electromagnetic Fields, 0-3kHz Copyright 2002, by IEEE

Webサイト

米国電気電子学会(IEEE)

電磁界に対する専門機関の評価など 一覧