お知らせ・更新情報

再生可能エネルギーの導入状況と
発電事業者さまへの出力制御に向けた準備について

2021年10月27日
関西電力送配電株式会社

 関西エリアにおいては、再生可能エネルギー(以下、再エネ)発電設備の導入が現在も増加しており、太陽光発電設備および風力発電設備の接続済み設備量の合計は2021年7月末で647万kWとなっております。

 このような中、当社は、「電気事業者による再生可能エネルギー電気の調達に関する特別措置法施行規則」および電力広域的運営推進機関の「送配電等業務指針」において定められている「優先給電ルール※1」に基づき、当社電力系統に接続している火力発電設備の出力制御や揚水発電設備の運転等により、需給バランスの維持に努めております。

 しかしながら、これらの措置を行っても、なお発電量が需要を上回る場合には電力の安定供給を維持する観点から、「優先給電ルール」に基づき、再エネ発電設備等の出力制御を行う必要があります。

 現時点で直ちに出力制御が必要となる需給状況ではありませんが、相応の準備期間が必要と想定されることから、当社についても他エリア同様に、太陽光・風力の発電事業者さまに対し、出力制御に向けた準備をお願いすることにいたしました。

 今後、準備が整い次第、出力制御機能付PCSへの切替対応が必要となる発電事業者等のみなさま(今後発電を開始される事業者さまを含む)に向けて書面の送付などにより、個別に切替にかかる手続きや期日等についてお知らせする予定ですので、ご対応をお願いします。

 今後も引き続き、電力の安定供給に万全を期しながら、さらなる再エネ発電設備の導入拡大に取り組んでまいります。

※1:需要と供給のバランスを一致させるために、需要の変動等に応じて、稼働中の電源等に対する出力制御の条件や順番を定めたもの。

以 上

【添付資料】
関西エリアにおける再生可能エネルギーの導入状況と発電事業者さまへの出力制御に向けた準備のお知らせ[1,330,470B
再生可能エネルギー出力制御システム構築に関するQA[204,056B